スキャンディスクとチェックディスクとデフラグ - Scandisk・chkdsk・defrag

文書作成日 2003/12/21 最終更新日 2005/3/19
長い間つかっているパソコンでは、ファイルを読み出すのに時間がかかったり、
ファイルが壊れて開けないこともあります。どうしましょう?

スキャンディスク・チェックディスクってなに?

どうしてスキャンディスク・チェックディスクをするのでしょう?

 セクタ・クラスタ ・ファイルシステム(FAT・FAT32・NTFS)とファイルサイズのページを参考にして、解説してみます。
 セクタはときには壊れてしまうことがあります(この壊れたセクタを不良セクタといいます)。
 不良セクタは放置すると、どんどん広がってしまう場合があります。また複数のファイルがかみ合ってしまう状態になることも(クロスリンクとよばれます)。
 このようなファイルシステムなどの問題を解決するための方法が、スキャンディスクです。

[注意] Windows 9x系ではスキャンディスク(scandisk)、NT系(Windows 2000/XP)ではチェックディスク(chkdsk)です

 不良セクタは、ハードディスクに書き込みをしているときにフリーズしたり電源を切ってしまうとよくできるみたいです。
 クロスリンクはあまり発生しませんけど、フロッピーディスクをさまざまなOSで使いまわしをしているときによくできるような気がします。
 クロスリンクが発生したときにスキャンディスクを実行してみますと、[片方だけを助けてみる]と[両方助けてみる]という表示がでます、でも[両方助ける]で望みどおりの結果になったことは一度もないです。

スキャンディスク・チェックディスクの注意

 スキャンディスク・チェックディスクは、なにか他のアプリケーションが起動しているときには実行しないでください。もし常駐アプリケーションを停止したいけどよくわからないなら、セーフモードで起動してから行なってみてください。
 そしてデータ領域の整合性を調査することはできても、障害が必ず修復されるものではないことに注意してください。そのため実行後にファイルが開けなくなることもあります。

 もしハードディスクに深刻な物理的障害が発生している可能性が高いときには、障害がより深刻になる可能性があります。もし可能なら全てのデータをバックアップしてから実行するのが安全かもしれません。
 (このようなときにスキャンディスク・チェックディスクをためしても、復旧する見込みはひくいかも)。

 ノートパソコンでスキャンディスク・チェックディスクをするときには、バッテリーだけではなく、必ずAC電源のコンセントを接続してから実行してください。作業の途中で電源が落ちると、深刻な障害が発生する可能性があります。

チェックディスクをやってみましょう♪(Windows 2000/XP)

 マイコンピューターを開きます。
 スキャンするハードディスクを選択してマウスを右クリックして、プロパティを表示します。
 ファイルシステムを修復するためには、Windows 2000なら[ツール]タブ - [エラーチェック]を利用します。[ファイルシステムエラーを自動的に修復する]、そしてせっかくなので[不良なセクタをスキャンし、回復する]にチェックをいれて実行してください。
 [ファイル名を指定して実行]からチェックディスクを実行する方法もあります(Windows XPで確認できました)。
 [スタート] - [ファイル名を指定して実行] を開いてみます。
 Cドライブを対象にチェックディスクを実行するなら、[chkdsk c:]と入力してEnterキーを押します。
 オプションを指定して実行することもできます。

 下の画像はCドライブを/rオプションを指定してチェックディスクを実行する例です。

コマンドプロンプトからのチェックディスク(Windows 2000/XP)

 Windows 2000/XPのコマンドプロンプトからchkdskを利用してみます。[スタート] - [プログラム] - [アクセサリ
] - [コマンドプロンプト]を起動します。

 コマンドプロンプトのヘルプには、このように書かれています。
 /fオプションについては「ディスクのエラーを修復します。」
 /rオプションについては「不良セクタを見つけ、読み取り可能な情報を回復します(/Fを意味します)」
 最初に/rオプションで試してみます♪
 もしもDドライブに対して実行するには、[chkdsk d: /r]と入力してEnterキーを押します。 

 1)ファイルの検査(files)、2)インデックスの検査(indexes)、3)セキュリティ記述子の検査(security descriptors)、4)ファイルデータの検査(file data)、5)空き領域の検査(free space)が行なわれました。

 でも/fオプションでは、1)、2)、3)のみが行なわれました(Windows 2000/XPいずれであってもです)。

 それでは、OSがインストールされているCドライブにチェックディスクを実行してみましょう♪
 [chkdsk C: /r]と入力してEnterキーを押しますと、このような警告が出ました。
 「ファイルシステムの種類はNTFSです。」「現在のドライブはロックできません。」「ボリュームが別のプロセスで使用されているため、CHKDSK を実行できません。次回のシステム再起動時に、このボリュームのチェックをスケジュールしますか (Y/N)?」




 指示にしたがってまずY、そしてEnterキーを押すと、「次回のシステム再起動時に、このボリュームはチェックされます。」という表示がでました。
 OSを再起動するときに、スケジュールしていたchkdskが実行されました(XP Home Edition、2000 Professionalでテストしました)。

回復コンソールからのチェックディスク(Windows 2000/XP)

 Windows 2000/XPのチェックディスクは、回復コンソールからも実行できます。

 ヘルプを見たいので、[chkdsk /?]とプロンプトに入力すると、このような表示がでました。
 /P ドライブの状態が不良フラグが設定されていないか確認します。
 /R 不良セクタを見つけ、読み取り可能な情報を回復します。(/Fを意味します)
 回復コンソールで/Fオプションを指定しても、「パラメーターが有効ではありません。/? でヘルプを参照してください。」と表示されます。回復コンソールでは/Fオプションは指定できないみたいです。

 実際にやってみましょう♪
 もしDドライブを対象に実行するなら、プロンプトの画面で[chkdsk d: /r]と入力してEnterキーを押してください。

 回復コンソールでのオプションスイッチについて、Microsoftサポート技術情報307654では、このように説明されています。
/p スイッチを使用すると、ドライブにダーティ フラグが付いていなくても Chkdsk を実行します。/r スイッチを使用すると、不良セクタを探し、読み取り可能な情報を回復します。このスイッチは /p の動作を含みます。
 Windows 回復コンソールのインストール方法
 Windows 回復コンソールについて
 [HOW TO] Windows XP での回復コンソールのインストールおよび使用方法

Windows 98/Meのスキャンディスクを起動ディスクから実行してみましょう♪

 起動フロッピーディスクを使って起動してみます。
 DOSの画面が出て、戸惑うかもしれません。
 もしCドライブを対象に行なうなら、[scandisk c: /autofix /surface]で完全スキャンが実行されます。

 でもWindws 98/Meの起動フロッピーディスクでWindows 2000/XPのパソコンを起動しても、ドライブが認識されないことがあります。なぜなんでしょう?
 それはこの起動フロッピーディスクからは、NTFSフォーマットのドライブは認識されないからです。でもFAT32でフォーマットされているドライブは認識できるでしょう。

デフラグ(defrag)ってなに?

 デフラグとは何でしょう?セクタ・クラスタ ・ファイルシステム(FAT・FAT32・NTFS)とファイルサイズのページで、ファイルはクラスタ単位で保存されると書きました。
 利用しているファイルを何度も更新して、ファイルのサイズがどんどん増えていったとしますね。そのときに新たなクラスタを使おうとしても、ハードディスクのクラスタを順番どおりに使えるのではないのです。ときにはちょっと離れたクラスタに、更新後に増えた領域を書き込むかもしれません。そうして離れて飛び飛びになったクラスタで、一つのファイルを保存することになります。このような状態を分断化といい、このようなクラスタの並びかたをクラスタチェーンといいます。


 こうなると一つのファイルを読み出すために、ハードディスクのあちこちをシーク(目的のセクタに磁気ヘッドが移動していくこと)しなければなりません。とうぜんファイルの読み込みはとっても遅くなります(たとえば、OSが起動するまでに20分かかったり)。
 これを解決する手段がデフラグです。デフラグは断片化されたファイルをきれいに並べなおしてくれます。

 でも不良セクタやディスクの問題があるときにデフラグを行うと、ハードディスクのファイルシステムが壊れてしまいます・・・だから、デフラグの前には必ずスキャンディスクを実行しなければなりません。

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