システムの復元について - System Restore

文書作成日 2002/8/12 最終更新日 2005/5/5
解説
 システムの復元はパソコンがおかしくなったときに、すぐに元の状態に戻せる機能です。
 これだけでは確実に修復できる保障はないかもしれません、でも試してみる価値はあります。

システムの復元機能を使ってみましょう♪

システムの復元で以前の状態に戻してみましょう

 手順はとっても簡単、[すべてのプログラム] −[アクセサリ]−[システムツール] −[システムの復元]を押すだけです。
 またコントロールパネルから[システムのプロパティ]を開いて、

 ここでは[スタート] - [ファイル名を指定して実行] - [msconfig] - [Enter] - [全般タブ] - [システムの復元の起動] という方法を紹介してみます(画像はWindows XPです)。



[全般]タブから[システムの復元の起動(C)]を押します。



この画面になりましたか?


(*system-restore2.gif)
過去の状態に戻すなら、[コンピュータを以前の状態に復元する]を
選択して[次へ]を押します。







システムの復元のため、復元ポイントを作成しましょう♪

手動でのシステム復元ポイント作成

[復元ポイントの作成(E)]を選択して[次へ]を押します。



復元ポイントの説明は[ソフトをインストールする直前]など、
わかりやすいものにしてください。



復元ポイントが自動的につくられるのは、いつ?

 システムの復元ポイントは、手動で作らなくても自動的に作成されます。
 最後に復元ポイントがつくられてから24時間が経過したあと、パソコンを操作しないでそのままでいるときに、自動的に作成されます。


 テストしようとしましたけど、作成されるまでの時間がはっきりとはわかりません・・・
 数十分間ほどパソコンに触らないでいるときに、ハードディスクが音をたてはじめることがあります。このときに作成されているみたいです。

 復元ポイントの自動作成間隔及び、復元ポイントの保存期間に関する情報

 そのほかにも、アプリケーションやドライバのインストールのときにも作成されます。
 自動的に作成される復元ポイント(Microsoft)


 でもパソコンの日付が2038年以降のとき、エラーがでるみたいです(体験するひとはまずいないとおもいますけど)。
 [システムの復元] 起動時、手動で復元ポイント作成時に Rstrui.exe エラー

システムの復元で元に戻したけど、復元前の状態に戻したい

 システムの復元で以前の状態に戻した環境で、トラブルがうまく解決しないことがあります。このようなときに、システムの復元を使う前の環境にもどしたくなりませんか?
 [スタート] - [ファイル名を指定して実行] - [msconfig] - [OK]を押して、システム構成ユーティリティを起動します。
 [全般]タブ - [システムの復元の起動]をひらいて、[以前の復元を取り消す]を押します。

 もしシステムの復元をやってみたあとにOSが起動しなくなったなら。
 セーフモードで起動してから、システムの復元を起動して、[以前の復元を取り消す]を押しましょう。

システムの復元(System Restore)についての詳細情報

復元ポイントはどこ?

 復元ポイントはWindowsMeではC:\_restoreフォルダ、WindowsXPでは[C:\ System Volume Information\_restore(数字とアルファベット)]の中です。
 DやEなど他のドライブも対象にしているとき、それぞれのドライブにもこのようなフォルダが作成されます。でも復元ポイント機能を無効にしても、このフォルダは自動的には削除されません。


システムの復元の、復元対象ファイル

 それではどのようなファイルが復元の対象となるのでしょう?
 マイクロソフトによれば、[文書、図、電子メールなどの個人的なデータ ファイルは変更しません]とのことです。つまりEXEなどの実行ファイルやDLL等です。


 詳細なしくみを知りたいひとは、Microsoftのページを参考にしてください。
 Microsoft Windows XP システム復元機能


システムの復元とスタートアップフォルダ - ウイルス・スパイウェア・マルウェア・ダイヤラー・スパイウェアは苦手?

 システムの復元機能から以前の状態に復元したつもりでも、スタートアップフォルダの中に作成されたファイルやショートカットは、自動的に削除されません・・・

 マルウェア(ウイルスやそのほかの悪質なソフトウェア)にとってスタートアップフォルダにファイルを作成する方法は、時代遅れではありません。

 スタートアップフォルダにファイルを置くことで実行される起動エントリは、[スタート] - [ファイル名を指定して実行] - [msconfig] - [OK] でシステム構成ユーティリティを起動して、[スタートアップ]タブで確認できます。

 [\Documents and Settings\ユーザー名\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ]はStartupと表示されます。
 ログオンするユーザーごとに固有の設定をしたいときに利用します。
 [\Documents and Settings\All Users\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ]はCommon Startupです。
 ここに実行ファイルやショートカットを作成されますと、どのユーザーでログオンしても実行されてしまいます。

 詳しいことは、こちらをどうぞ♪
 Windows NT系OS起動時の、アプリケーションの自動実行ついて

 もしウイルスやスパイウェアに感染したあとでシステムの復元をつかうとき、これらのスタートアップフォルダの中のファイルは削除されません。


 ではどうしたらいいのでしょう?
 まずOSをセーフモードで起動します。
 スタートアップフォルダの中のファイルの日付を調べて、感染したあとに作成されたファイルを削除してから、システムの復元をためしてみましょう♪

[注意]
 でもなにかのファイルを書き換えられたときには、気付かないこともあるかもしれません。
 システムの復元機能をつかうときには、セーフモードで起動したあとにInternet Explorerやほかのソフトを起動しないで、試したほうがいいのかもしれません。


[system.iniとwin.ini]は復元の対象外
 スタートアップフォルダだけではなく、C:\WINDOWS\system.iniとwin.iniファイルの変更も、システムの復元では元にもどしてくれません・・・理由はよくわかりません。

hostsファイルの改ざんも戻してくれません・・・

 C:\WINDOWS\SYSTEM32\DRIVERS\ETCフォルダのhostsファイルも、元通りにはしてくれません・・・
 hostsファイルはDNSによる名前解決に使われ、DNSサーバーからの情報よりも優先されてしまいます。

 DNSってなに?それはhttp://www.google.co.jp/などの文字列をhttp://IPアドレス/に変換してくれる仕組みです。

 ウイルス・スパイウェアに感染してセキュリティ製品のサイトに接続できなくなったパソコンをシステムの復元で元通りにしようとしてもうまくいかない原因は、これなのかもしれません。

 このようなときは、hostsファイルを手動で修復してください。
 もしあなたのパソコンのhostsファイルが改変されているなら。
 システムの復元をためしたあとに、hostsファイルを下の内容に書き換えてください。

 hostsファイルはデフォルトの状態では、このような内容です(わたしのパソコンのhostsファイルです)。
 もしそのままあなたのパソコンに上書きするときには、「.txt」の拡張子を消して、「hosts」という名前のファイルにしてください。

[注意]
 hostsファイルの内容の確認と編集のためには、[スタート] - [プログラム] - [アクセサリ] - [メモ帳]を使ってください。
 でも家庭内で使っているパソコンなら、hostsファイルは削除してもいいかもしれません。

システムの復元ができないとき - [システムの復元に失敗しました]

ずっと昔の状態には戻せません・・・

 復元ポイントは90日間保存されます。
 そして何度も新しい復元ポイントが作成されているうちに復元ポイントの数が増えて、指定したサイズを超えてしまうことがあります。そのようなときには、古い復元ポイントは自動的に削除されてしまいます。


Windows Meのひとは、まずこちらを見てください

 2001 年 9 月 8 日よりも後の復元ポイントが利用できない
 修正パッチをインストールしていないWindowsMeでは、2001/9/8以降に作成された復元ポイントは利用できません。


ハードディスクが満杯?

 またハードディスクの空き容量がほとんどないときには、削除されてしまうみたいです。
 システムの復元の "復元ポイント" が見つからないか削除される


システム構成ユーティリティのスタートアップ項目を無効にしていました?

 Windows Meのリソースを節約するために、システム構成ユーティリティの[スタートアップ]タブを編集しているひとがいます。
 システム構成ユーティリティは、[スタート] - [ファイル名を指定して実行] - [msconfig]から起動します。
 [PCHealth]のチェックを外して無効にしてしまいますと、システムの復元はうまくいかなくなってしまいます・・・

[注意]
 Windows XPのシステム構成ユーティリティのスタートアップタブには、PCHealthという項目がありませんでした。


RealOne Playerの問題?

 RealOne Playerをインストールしているとき、このようなトラブルが起きることがあるみたいです。
 812119 - Windows システム復元ユーティリティが終了し、すべての復元ポイントが削除される  [コントロールパネル] - [管理ツール] - [イベントビューア] - [システム]を開いてシステムイベントログを表示させると、「0xc0000040」のエラーが記録されているみたいです。

現象
Windows システム復元ユーティリティの実行時、ユーティリティが実行を停止し、すべての復元ポイントが削除されることがあります。この現象が発生した場合、次のエラーがシステム イベント ログに記録されます。

0xc0000040

この場合、次回の Windows 起動時に、システム復元ユーティリティが再起動され、新しい復元ポイントが作成されます。

原因
この現象は、まれな状況の組み合わせで発生します。具体的には、プログラムが同じファイルに同時にアクセスして変更を行い、システム復元ユーティリティの機能と競合が発生した場合です。

この問題は、Real Networks 社製の RealOne Player と関連していることが報告されています。



システムの復元の監視を無効にしているドライブがありませんか?

 特定のドライブの監視を無効にしているとき、システムの復元が失敗することがあります。

 ワークグループ構成でCドライブにWindows 2000、DドライブにWindows XP Professionalをセットアップ。
 DドライブのWindows XP Professionalを起動して、システムの復元の設定からCドライブの監査を外します。

 DドライブのWindows XP ProfessionalからOSを起動して、システムの復元の[コンピュータを以前の状態に復元する]を使おうとしたとき。
 警告のダイアログが表示されて、うまくいきませんでした・・・

 「ドライブに適用された変更は、C:ドライブがシステムの復元の監視から除外されていたか電源がオフになっていたかまたは取り外されていたため、これ以降取り消すことができません。」といわれても・・・
 Cドライブの監査をもともと無効にしていましたから、問題がないように思えますけど・・・
 DドライブのWindows XP Professionalを起動して、Cドライブの監査を有効にしてみたら、[コンピュータを以前の状態に復元する]が使えるようになりました。
 理由はよくわかりません・・・

 CドライブのWindows 2000を起動して、CドライブのACLのアクセス権をAdministratorとSYSTEMのみフルコントロールに設定しても、この現象は再現してしまいます。
 マイクロソフトに連絡しましょうか?


システムの復元機能がもともと無効になっていました?

 普通にパソコンにインストールしたWindows XP Professionalでは、セーフモードでシステムの復元を起動してつかえましたけど。
 システムの復元機能がもともと無効になっていたり、なにかの理由で強制的に無効にされているとき。
 セーフモードでOSを起動してからシステムの復元を起動しますと、このダイアログが出ます。


システムの復元を妨害するウイルスに感染していませんか?

 W32.Gluber.B@mmは RSTRUI.EXEのプロセスを停止させます。そのほかにもシステムの復元機能を妨害するウイルスはたくさんあるみたいです。


システムの復元のトラブルについてのリンク

 システムの復元中に問題が発生する場合の対処方法
 Windows XP でシステムの復元ツールの問題をトラブルシューティングする方法
 Windows XP のシステムの復元ツールで空のカレンダーが表示される
 管理者権限のないユーザーは [システムの復元] を起動できない


XPが起動できないときには、[セーフモードとコマンドプロンプト]で起動してからシステムの復元を使いましょう♪

 Windows XPを使っていて、OSが起動しなくなるときもあります。
 Windows 98とMeなら[scanreg /restore]で解決できるかもしれません。でもXPではどうしましょう?

 システムの復元機能は、Windows XPでは通常モードやセーフモードだけではなく、[セーフモードとコマンドプロンプト]からも利用できます。
 コマンドプロンプトからの起動がよくわからないひとは、こちらをどうぞ。
 セーフモード(Safe Mode)・MS-DOSモードでの起動法


 [セーフモードとコマンドプロンプト]を選択します。


起動するOSを選択して、Enterキーを押してください。



 OSが起動したら、ようこそ画面が表示されます。ユーザーを選択してください。
(例としてAdministratorアカウントで起動してみました)


 cmd.exeの画面が表示されましたね?


 [ "%systemroot%"\system32\restore\rstrui.exe]と入力して、
Enterキーを押してください。


システムの復元が起動します。
[コンピュータを以前の状態に復元する(R)]しか表示されません。気にしないでそのまま[次へ]を押してください。
[Tips]
 %systemroot%はCドライブにWidnowsをそのままインストールしているひとなら、自動的にC:\WINDOWSフォルダを指定することになります。このような書きかたを環境変数表現といいます。
[注意]
 もちろんシステムの復元をつかわないで、Windows 拡張オプションメニューで[前回正常起動時の構成(正しく動作した最新の設定)]を選択することが、より適切な選択であるときもあるかもしれません。

システムの復元関連のリンク

 RESTORE フォルダにウィルスが発見された場合の対応方法について
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